私が田舎から上京してきた時、東京の空気の汚さに衝撃を受けたのは今でもよく覚えていますが、310の空気の汚さにも特筆すべき点があります。
アルミや木、プラスチック、ガラスエポキシ基板が日々切ったり削ったりされている310では、それらの粉塵が室内の空気を汚染しているという説があります。その説を裏付けるように、ほこりのたまり方には目を見張るものがあります。かつて、健康に対して神経質なある人はマスクをしながら作業をしていたこともありました。
このままではまずいのではないかと思うようになり、2年前、私のほか310に長時間いることの多い数人が結束して換気扇を導入するに至りました。310にはもともと換気扇があったのですが、壊れていて使えませんでした。写真奥が昔の換気扇です。そこで、近所のホームセンターで家庭用の換気扇を買ってきて、窓枠を自分たちで加工して取り付けました。それが写真手前になります。
その後、空気の汚れは若干改善したと自分では思っています。雨の日も風の日も、汚い空気をいつも休まず外へ出してくれている換気扇。外からの強風で逆回転することもありました。その空気の汚さからか、これまでほこりが詰まって故障することもたびたびありました。しかしそこはロボ研です。分解修理、メンテナンスに必要なすべての道具がすぐそこにあるので、具合が悪くなってもすぐ直してしまいます。私がいなくなってもこの換気扇は長い間可愛がってほしいものです。
kita