チップ抵抗のハンダ付け耐久性

ハンダ付けの際、長くハンダごてを当てすぎるなどで部品を温めすぎると、部品が熱により壊れてしまうことがあります。
さて、最近RURではプリント基板やハーフピッチ基板の使用が増えてきたことで、チップ部品も多く使われるようになってきました。
しかし、このチップ部品、リード線をハンダ付けする通常の部品に比べ、直接部品にハンダをのせて実装するので、なんだか熱に弱そうなイメージがあります。


そこで、試しに1608のチップ抵抗がどれほどの耐久性があるのか試してみることにしました。
チップ抵抗の耐熱試験


 


 


 


 


 


 


このように、ハンダごての先にチップ抵抗をハンダでくっつけ、加熱したのち、テスターで抵抗値を測定しました。


まずは、1分間……問題なし。
これを数回繰り返す……問題なし。
連続5分間……問題なし。


熱しているうちに表面の印刷は焦げて見えなくなってしまいましたが、テスターによる測定値は全く変化しませんでした。
チップ抵抗は、思いの外熱に強いようで、実用的には失敗して熱しすぎたり、何度もやり直しても性能に問題はなさそうです。


次は、別の部品で試してみようと思いますが、チップ抵抗に比べると少々お高くなるので破壊試験には少し躊躇してしまいますね……。


溝部

“チップ抵抗のハンダ付け耐久性” への3件の返信

  1. へぇ~そうなんだぁ(*^_^*)
    ぉ勉強になりました!!
    意外に…熱に持つのね…。
    まだいける!!まだいける!!と…壊さないように気をつけてw

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