2006かわさき報告書
2006かわさき報告書
機械システム工1年 日俣 明
マシン名:「エビラ」
・結果
予備予選にて棄権
1回目の挑戦で、バランスが悪かったのか、発進と同時に後に倒れてしまい、起き上がるも左足のモーターが空回りするようになり、棄権。
2回目の挑戦では電池を前に付け、重心を前方向に調整するも、発進後数秒で片足のモーターが空回りし、その後すぐに、残った足も空回りしてしまい棄権。
・製作時の話
今回のマシンのコンセプトは「素早く」でした。機動性に重点を置き、アーム等は足と比べると手を抜いていた、と言わざるをえません。
(この時点で試合での勝利は遠退いていたのですが、それは後述します。)
結果として、全体の構想も不完全なまま、足から設計を始めました。
足の機構は「スライダークランク」という物を使ってみました。そしてプレート3枚で1セットの120度位相にしました。
そして横幅は(プレート3枚+モーター)×2でギリギリ、前方にはキャスターを付ける、という体たらくに。
アームはギアでモーターから2本の平行な棒に動力を伝える、という単純な物です。
・考察
川崎の試合を実際に見た所、足は坂を登れる程度の性能があればよく、力を入れるべきなのはむしろ、アームでした。
アームは定番の形の物から見たことも無い物まで様々で、外からではどんな仕組みか、よく判らない物までありました。
勝ち進んだ機体は皆、1撃必殺の威力を持ったアームばかりで、それを見る度に「1歩目から間違えていた」と実感させられました。
しかし選考会においては逆で、スピードが全てでした。思えば、書類が不完全で選考会に回されていた時点で負けていた気がします。
次回は書類をしっかりと書き、足よりもアームに気力と重量を注ぎたいと思います。
© RUR,
2006.
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