農工次郎(自動マシン NHK2006)

農工次郎

NHK version製作の目的今回のロボコンのルールでVタワーを達成するには、タワーにブロックを8個積む必要がありました。しかしながらタワーに得点する手動機用にはブロックが7個しか用意されていません。そこでその不足分一個を補うことを目的として製作されました。また、戦略上他の自動ロボット(飛脚や農工太郎)がブリッジに得点できないときや故障したときのため、タワー以外の場所にも得点の出来る汎用性の高いマシンが必要でした。
動作飛脚と同時にスタート。飛脚を避けるため、左にレーンをずらしそのままタワーへと向かう。タワーにブロックを一個得点したところですぐに後退しその場から離れる。このあと、通常はタワーの前で停止する。ブリッジへの得点をする必要があるときは、それぞれのブリッジの前へ行きブロックを一個ないし二個得点。また相手のブロックがブリッジにすでに置かれているときは、そのブロックの切れ目を距離センサで読み取り、その方向から得点。相手のブロックも同時に落とす。次郎の動作範囲(青いのは飛脚)次郎Ⅱの動作(黄色い矢印。青い矢印はモアセンサー)ABU version
製作の目的
国内大会と世界大会の若干のルールの違い。また、世界大会のレベルの高さに合わせ、世界大会では「モア・センサー」という強力な妨害マシンを製作することになりました。モア・センサーは、高速に移動することができ、単独で妨害位置に到達することができましたが、世界大会では他にも高速なマシンが多数存在します。そのため、コンマ一秒でも早く妨害位置に到達出来るよう、進入禁止ゾーンをまたぐ橋のようなマシンが製作されることなり、次郎は大幅な改造を施されることになりました。
動作
橋を倒した状態
 モア・センサーを乗せた状態で、飛脚のあとに続いてスタート。すぐに右に曲がり進入禁止ゾーンの壁に本体を衝突させる。このときモア・センサーには慣性があるので橋ごと倒れる。モア・センサーは直後にその橋の上を走っていくので、ちょうど橋から降りたあたりで急いでバックする(進入禁止ゾーンは入った瞬間に1点減点され、その後5秒ごとに1点減点される)。その後、橋が進入禁止ゾーンを完全に出たところで停車。

スタート時(モア・センサー搭載)