クリッパ反省会のまとめ ~NHKに向けての課題など~
クリッパ反省会のまとめ ~NHKに向けての課題など~
大会終了後、12月13日(土)にクリッパ参加者による反省会が行われました。今回の反省会は、クリッパ製作における上で生じた問題点・課題等を明らかにして、来年7月に行われるNHK大学ロボットコンテストに向けて、できるだけの修正を計るために行われました。 ①スケジュールに関して 全体的にマシンの出来が遅く、特にBLUE班にその傾向があった。原因として挙げられたのが、まず一つ目に取り組みの遅さである。企画自体が夏休み前から挙がっており、8月後半から話し合いが始まっていた事を考えると、実際の製作開始がだいぶ遅かった。二つ目に設定していた期限が守れなかった事が挙げられる。この原因は、作り直しが発生することを想定せずに作業を行っていたことがある。また、作業にあてられる時間にも個人差があったようなので、班分けにも多少の問題があったと思われる。三つ目としては、これらの問題が発生した際にその時々で軌道修正が行えなかった点である。軌道修正がスムーズに行われれば、マシンの仕上がりが大幅に遅れることはなかったと思われる。 ②部員間のコミュニケーションについて ①の三つ目に挙げたマシンの軌道修正を行う上で重要なのは、部員間のコミュニケーションである。特に問題なのはハード担当とソフト担当の連係の悪さであった。具体的にはソフト担当が見つけた問題点をハードで解決する際に1日から数日もの時間がかかった点などである。また今回、ハード班は足回り担当とアーム担当に、ソフト担当もさらに細かく担当が別れており、それぞれに話し合いが必要であるにも関わらず、それがなされていない所があった。 ③クリッパノート・試走会について 今回のクリッパでは、新たな試みとしてクリッパノートが導入された。だが、結果的にはノートを見る人と見ない人に別れてしまい、また、見たとしても時間の経過からあまり意味をなしていない場合があり、コミュニケーションの手段としてはやや物足りない点があった。だが、全員がノートを見る事を徹底すれば、非常に有効であると思われるので、次回以降の大会でも使用するのであればこの点に気を付けるべきである。 試走会に関しては、早い時期から何度か実地していたにも関わらず、思ったほどの効果を挙げられなかった。これは、PMと製作メンバーの間の試走会に対する認識の違いが挙げられる。PMは試走会を中間報告会的な位置付けで考えて、それを行うことによって軌道修正を計る事を目的にしていたようだが、それが皆に伝わっていなかった。この辺りの認識の差がメンバーの間に少なからず混乱を招いた事も問題点といえる。 |
2003/12/19
MINTハード担当 河野達夫