ご報告
東京農工大学ロボット研究会R.U.Rは、2026年6月14日に開催された「NHK学生ロボコン2026~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」に出場しました。
大会では予選リーグ敗退という結果となり、決勝トーナメント進出には届きませんでした。
一方で、株式会社ビットキー様より特別賞をいただきました。
大会概要
| 大会名 | NHK学生ロボコン2026 〜ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会〜 |
| 開催日 | 2026年6月14日(日) |
| 場所 | EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)(東京・大田区) |
| 主催 | NHK、NHKエンタープライズ |
| 後援 | 文部科学省、一般社団法人日本機械学会、一般社団法人日本ロボット学会 |
| 協賛 | 株式会社ビットキー マブチモーター株式会社 ローム株式会社 東京エレクトロン株式会社 SMC株式会社 ヤマハ発動機株式会社 鹿島建設株式会社 株式会社日立ハイテク |
| 協力 | 株式会社アースダンボール |

ルール紹介
今年の競技課題は、香港の武術をモチーフとした「カンフークエスト」です。
各チームは、R1とR2の2台のロボットを使用します。R1は手動または自動で動くロボット、R2は人の操作を受けずに動作する完全自律ロボットです。2台のロボットが協力しながら、制限時間3分の中で複数の課題に挑戦します。
競技フィールドは、「道場」「梅花林」「アリーナ」の3つのエリアに分かれています。
道場
最初の道場では、R1が槍の柄となるポールを、R2が穂先となるヘッドを回収します。
その後、2台のロボットが協力してポールとヘッドを接続し、競技に使用する槍を組み立てます。
梅花林
梅花林には、高さの異なるブロックの上に「秘伝書」と呼ばれる箱が配置されています。
R1は梅花林の外側から、R2は段差のある梅花林の中を移動しながら、それぞれに割り当てられた秘伝書を回収します。また、回収してはいけない「偽の秘伝書」も混ざっているため、ロボットには正確な認識と移動が求められます。
アリーナ
回収した秘伝書は、アリーナに設置された3×3マスの「秘伝書棚」に配置します。
R1は棚の下段に、R2は中段に秘伝書を配置できます。また、R1がR2を持ち上げることで、R2が上段へ秘伝書を配置することもできます。
さらに、R1は道場で組み立てた槍を使い、相手チームが棚に置いた秘伝書を落とすことができます。そのため、秘伝書を配置するだけでなく、相手の得点を妨害する戦略も重要となります。
自チームの秘伝書を棚の縦一列または斜め一列に3つ並べると、「カンフーマスター」を達成し、その時点で勝利となります。制限時間内にどちらのチームも達成できなかった場合は、獲得した得点によって勝敗が決まります。
試合結果
R.U.Rは予選リーグにおいて、2試合とも勝利を収めることができず、予選リーグ敗退となりました。
大会本番では、事前に準備してきた一連の動作を十分に行うことができず、2台のロボットによる協調動作や、それぞれの機体に搭載した機構の性能を、競技の中で発揮することができませんでした。
長期間にわたって開発してきたロボットの力を本番で見せられなかったことは、チームにとって非常に悔しい結果となりました。
一方で、機体の設計や競技戦略、技術的な工夫を評価していただき、株式会社ビットキー様より特別賞を受賞しました。
勝敗という形では成果を残すことができませんでしたが、私たちがロボットに込めた考えや工夫を見ていただけたこと、そしてそれを特別賞という形で評価していただけたことを、大変ありがたく感じています。
悔しさの残る大会となりましたが、今回直面した問題や得られた経験は、今後のロボット製作に生かすべき重要な財産であると考えています。


特別賞について
本大会では、株式会社ビットキー様より特別賞をいただきました。
競技本番では十分な動作をお見せすることができなかった中で、機体の設計や搭載した機構、私たちが目指した戦略や技術的な挑戦を評価していただけたことを、チーム一同大変嬉しく思っております。
大会の結果だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤や、ロボットに込めた工夫を見てくださった方がいたことは、開発に取り組んできた部員にとって大きな励みとなりました。
このたび私たちの取り組みを評価し、特別賞をお贈りくださった株式会社ビットキー様に、改めて心より御礼申し上げます。

最後に
NHK学生ロボコン2026への出場にあたり、多くの方々からご支援とご協力をいただきました。
協賛企業の皆様、大学関係者の皆様、OB・OGの皆様、そして日頃からR.U.Rの活動を応援してくださっている皆様に、心より御礼申し上げます。
皆様からお借りした機器やご提供いただいた部品、技術的なご助言など、多くのご支援があったからこそ、私たちは大会までロボットの開発を続けることができました。
目標としていた結果には届きませんでしたが、今回の経験を一度きりのものにはせず、明らかになった技術面・運営面の課題と向き合い、次の世代へ確実に引き継いでまいります。
今後もロボット研究会R.U.Rは、より高い完成度のロボットを製作し、大会本番でその力を発揮し勝てるチームを、そして来る学生ロボコンで優勝する、日本一・世界一のチームを目指して活動してまいります。
引き続き、東京農工大学ロボット研究会R.U.Rをよろしくお願いいたします。
